持っていた和本の糸が切れてしまった。どうやって直すのだろう、針や糸は専用のものが有るのかしら、といろいろ探していたところで製本工房リーブルに出会う。初級、中級、応用、工芸製本まで修了したが、作家性は無く、あまり難しいことに手を出さない。図書館や古書店で働いていたせいもあって、専ら修理・修復。
明治20年刊。永田文次郎編。「観音開き」の丁(ページ)が有る珍しい製本。しかしそのため傷み易く、補修のために全面裏打ちが必要な部分も。表紙には「コンニャク糊」を塗布し、劣化を止める。
革工芸の図案集。図書館で借りた技法書の巻末付録からコピーして製本。個人で楽しむためのものです。表紙と見返しに千代紙。もともとは天保15年刊。池田義信著。
一度巻物を作ってみたかったので、遠藤諦之輔『古文書修補六十年』を参考に挑戦。本紙には、日本画を学んだ友人に頼んで青の線を四層描いてもらう。表紙には濃緑のインドシルク。見返しには朱色の民芸紙。
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