往還と反射

3月8日は「国際女性デー」とのことで、いくつかネットの記事を読んでいたら、リンク先で可愛らしい表紙の本を発見。Philippa Rice”Soppy : love story”。フィリッパ・ライスさんは、Nottinghamに暮らしているそうだからイギリスの作家かな。手掛けている分野は漫画・アニメーション・イラストレーションなどなど。早速紀伊国屋で注文したのだけど、3日目の今日も「商品手配中」の状態でまだ手元には届かず。なのでネット上で見付けた画像を無断掲載。

可愛らしいことも大事だけど、私が惹かれたのは二人が一冊の本をよんでいるところ。例えば大判の画集や写真集なら、「ねえ、この構図とかちょっとすごいよね」と見合うこともあるけれど、単行本は珍しい状況ではないかと思われる。本を読んでいるときに話し掛けられると困ります。でもここでは二人の親密な関係性をよく表していて微笑ましい。そういえば『ドラえもん』の原作でも、のび太とドラえもんが二人並んで座り、同じように一冊の漫画を持ちながら爆笑する場面があった。仲の良さを描いていて印象的。何巻に載っていたのか、今度探してみよう。

本は墓に似ている、読書は故人と向き合うのに似ているということを考えていたのだけど、こういう本の読み方は全く違うと思う。一緒にテレビや映画を観るような。相手と向かい合って往還するような行為ではなく、本から反射されるとても幸せな何かに包まれるような。