梶原書店(東京都北区堀船)

金文字典 / 綿引滔天編(二玄社 , 2014.12)

大地の染織 / 吉見逸朗著(織研新聞社 , 2008.9)

欧文活字 ; 1 : machine composing(大日本印刷クリエィティブセンター[製作] , c1971)

江戸の思想闘争(角川選書 ; 613) / 山泰幸著(KADOKAWA , 2019.1)

次の日本へ : 共和主義宣言(詩想社新書 ; 29) / 首藤信彦, 鳩山友紀夫著(詩想社 , 2019.9)

日本の歴史をよみなおす ; 全(ちくま学芸文庫) / 網野善彦著(筑摩書房 , 2005.7)

 

近頃は古書店に行っても製本関連の本が買えていなかったのだけど、今回は良いものが買えました。『欧文活字』は書体見本帖。ぱらぱら見ているだけで文字に対する感覚が取り戻せるような気がします。PCだとこうはいかない。『金文字典』は古代中国の文字を手軽に見られるところが素晴らしい。昨日もポケットに入れて持ち歩きました。『大地の染織』は日本各地に伝わる多様な染織を取材した一冊。地味な本なのだけど、妙に生々しい。

 

今回訪れた梶原書店は、都電荒川線の「梶原」停留所とほとんど一体化しているような店。タバコと新聞の販売がメインなのかもしれない。店内に立ち入りにくい気配が濃厚で、僕はそういう古書店を「洞窟型」と分類しているのだけど、実は高い確率で良い本が見付かります。虎穴に入らずんば虎子を得ず。しかし本当に残念なことに、周辺の区画整理事業に伴い今年で閉店になるとのこと。ネット上に関連記事が有ったのでリンクを貼っておきます。

「赤羽マガジン」(https://akabane-shinbun.com/archives/23748)

「荒川区の話」(https://arakawa-story.com/?p=6316)

「読売新聞」(https://www.yomiuri.co.jp/national/20201207-OYT1T50163/)