msb-ism[ムサビズム展]
お知らせが届いたので東京上野の東京都美術館で観てきました。「武蔵野美術大学交友会関東圏合同展」。OGで豆本作家の田中淑恵さんが出展されています。当日は残念ながらご本人不在。

昨日(9/4)拝見してきました。田中淑恵さん在廊されており、相変わらずお元気。会場の真ん中で一時間くらい、並んで座っていろんなお話を聞かせてくれました。技術的なこと、材料選びのこと、昔のこと、出版業界のこと、今後のこと。これだけ作風が多様なのに揺るぎない統一感があり、やはり作家なんだなあと思います。会期が3日間と短く、本日9月5日(日)10時~16時までです。なかのZEROホール(東京・中野区)。

仙台本屋時間 / 前野久美子企画・編集(Biblantern , 2021.3) わたしたち、言葉になって帰ってくる / 福田尚代著(福田尚代 , 2020.3)

怪物がめざめる夜(純文学書下ろし特別作品) / 小林信彦著(新潮社 , 1993.9) NHK おしゃれ工房 ; 11月号 No.440 / 日本放送協会, 日本放送出版協会編(日本放送出版協会 , 2001.11)

私の東京風景(海野弘コレクション ; 1) / 海野弘著(右文書院 , 2006.1) 歩いて、見て、書いて : 私の一〇〇冊の本の旅(海野弘コレクション ; 3) / 海野弘著(右文書院 , 2006.11) 中高生の本と生活 : ヤング・カルチュアの実態調査 / 子ども調査研究所編著(日本エディタースクール出版部 , 1980.11) 書物の環境論(現代社会学ライブラリー ; 4) / 柴野京子著(弘文堂 , 2012.7)...

書医あづさの手控え : 書誌学入門ノベル! / 白戸満喜子著 ; 吉井アキイラスト(文学通信 , 2020.12.22) 朝日堂オーダーメイド製本工房(メディアワークス文庫) / 相原罫著(KADOKAWA , 2021.2.25) 巻物 折本・両面画帳 / 小林喜代美編著(表導会 , 2018.8.27)

金文字典 / 綿引滔天編(二玄社 , 2014.12) 大地の染織 / 吉見逸朗著(織研新聞社 , 2008.9) 欧文活字 ; 1 : machine composing(大日本印刷クリエィティブセンター[製作] , c1971) 江戸の思想闘争(角川選書 ; 613) / 山泰幸著(KADOKAWA , 2019.1) 次の日本へ : 共和主義宣言(詩想社新書 ; 29) / 首藤信彦, 鳩山友紀夫著(詩想社 , 2019.9) 日本の歴史をよみなおす ; 全(ちくま学芸文庫) / 網野善彦著(筑摩書房...

僕が足立区の高校に通っていたころは、東武鉄道「西新井」駅のすぐ前に日清紡の大きな工場が有ったのですが、現在その場所には何棟もの高層住宅が立ち並び、大きなショッピングセンターも出来て、全く様変わりしました。こういう「新しい街」には基本的に面白い書店は生まれません。BOOKOFFを除いては。

「かすみ書店」を出て、さらに旧中山道を北へ。古い木造建築の商店がいくつも残っていて見惚れてしまう。すっかり新しくなった大正大学の前を通り、明治通りとの交差点を渡ってさらに進む。左手に「坂本書店」を発見。店先に本の詰まったボール箱が10個ほど置かれている。ここでは収穫無し。でも店内に入ったら、気配ですぐに良い店だと分かる。奥に向かう通路が3本。右から攻める。通路が狭く、さらに棚の前には腰の高さくらいまで本が積まれている。でも変な本がほとんど無い。これは良い店。滞在時間は15分くらいかな。スパッと3冊だけ選んで会計を済ませたら、気難しそうな店主の方がとてもやさしい声で「ありがとうございます。」と言ってくださる。

知らない道を自転車でさまよいながら古本屋を探す。そんなことを30年も続けていると、さすがに何らかの法則を見出したりもします。ひとつ挙げるとすれば、「旧街道」にはたいてい昔からの古本屋がある。...

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